＊２月頃米国で開催された書道講習記が届きました！

ロサンゼルスのベニス書道会では今年に入り、さらにメンバーを増やし、長年学んでいるメンバーは成績を伸ばし、新メンバーの育成にも励んでいます。

二月下旬には二回目となるドミンゲスヒルズ大学での書道の授業が行われ、ベニス書道会から二名が講師として教壇に立つ機会を得ました。
今回は日本語の授業を取っている学生が日本文化を学ぶための講習会でした。

日本語が全く分からない学生四〇名のために、まずは楷書の基本筆法、そして「永」の始筆、終筆を指導し、一時間あまりで立派な「永」の字を書くことができました。名前も各自が左端に記入し、真剣な面持ちで取り組みましたが、最後は大満足でニコニコ顔でした。

日本人のみならず、全く書道の経験のない他人種の方に英語で筆法を指導するのはとても難しいのですが、何もないところから始まるので、皆さん習得がとても速く、二回目のクラスを受けた生徒には、行書体で「平和」まで指導することができました。

今後も多方面の方々に書道の面白さ、奥深さを知ってもらうことを願って、私たちも練習を重ねたいと思います。

新型コロナウイルスの蔓延で各書道教室も閉鎖を余儀なくされている昨今です。

一日も早く収束して、心配なくクラスに参加したいと皆願っています。

（小笠原華石記）