展示会後記

「第４１回大阪教場連合会合同書道展並びに模範塾生表彰式典記」

初冬の候、去る１０月２７日、平野区画整理記念会館に於きまして第４１回大阪教場連合会合同書道展並びに模範塾生表彰式を開催致しました。

第１会場には歴代会長の御遺墨をはじめ本部審査員諸先生方の玉作と会員の全紙一枚半、聯落一枚半、屏風、条幅、大額、机上作品等を展示しました。
また、今回は新しく全会員の個性豊かな創作色紙をズラリと並べたコーナーも設けられ、合計１０５点の見応えのある会場となりました。

第２会場には一般社中、学生、学童の力作を展示しました。
午後一時半からは、ご来賓の先生方のご臨席のもと表彰式が行われ、見学玲泉副会長の開会の辞に続き、大会委員長の今津晴景会長から「皆さん、今日は日頃の努力の積み重ねが実り、みごと受賞されました。誠におめでとうございます。書は、この自分の手と腕を使って書きます。その為、何度も練習することが大切です。ラグビーの選手と同じです。どうぞこれからも休まず、お稽古を続けて下さい」との挨拶がありました。

次にご来賓の先生を代表して評議員で兵庫県連合会会長の岩瀬明石先生に御祝辞を頂きました。

まず毛筆のいろいろ、筆の洗い方等々のお話の後「笑って書けば楽しい書、悲しい気持ちで書けば元気のない書というように、書は自分の身体と同じです。心を落ち着かせて優しい気持ち、感謝の心を持って書くと良い書が出来上がります」と大変有意義なご講話を頂きました。

祝電披露の後、模範塾生の表彰式、一般の部、学童の部の表彰、謝辞と順調に進み、満場の拍手のうちに吉田松畦副会長の閉会の辞を以て式典を滞りなく終了することが出来ました。

末筆ではございますが、お忙しい中、私共の書道展に遠路お越し下さいました先生方に心より御礼申し上げます。また、文化書道学会の益々の繁栄と全国誌友の皆様方のご健勝とご多幸をお祈り致しまして、書道展無事終了のご報告とさせて頂きます。

（上山華松記）