紫陽花が咲き競う6月15日、関西国際空港が眺望できる田尻町嘉祥寺集会所に於いて錬成会が行われました。

当日は7名の方が参加、午前9時から午後5時まで、各自が自分の作品に向かい課題に挑戦。関西展の出品の為、あるいは毛筆検定受験に取り組む一所懸命な姿がここにありました。

直井松園先生が一人一人丁寧にご指導下さり、少し上達した作品に、ほっとした様子で筆を置き、お昼には先生がお弁当を用意して下さり、和やかに舌鼓を打ちながら頂きました。

その後、茶話会では和気藹々のうちに休憩時間もあっという間に終わりました。

午後からも気合いを入れて臨み、一同黙々と筆を運び、作品の完成度を高め、全員がやり切ったという程よい疲れが出始めた頃、錬成会は終了しました。

そして今日一日、広い会場で心地よく学ばせて頂き、書技の向上に大きなプラスになりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

よき先輩方に恵まれた文化書道で学ぶ幸せを噛みしめながら、終始和やかな雰囲気の中、散会致しました。

末筆になりましたが、文化書道学会の益々のご発展と誌友の皆様のご健勝を祈念致しまして錬成会の報告とさせて頂きます。

増谷珠美記