愛知県連合会開催の錬成会も今年で3年目を迎えました。

今年の冬は寒い日や暖かい日が混在して体調を崩しやすいうえに感染症も多く聞かれておりましたが、2月18日、今年もまた皆が元気に集まることが出来ました。

会場は普段から利用させて頂いている愛知県女性総合センターウィルあいちで、いつもより広い部屋をお借りして、ゆとりをもって半截を広げることが出来ました。
午前10時に朝礼を済ませ、午前と午後それぞれ1時間半ずつの時間で、事前に発表されていた半截自運課題を仕上げました。

途中、山華秋会長が一人一人に声をかけて下さいました。

文字の大小、緩急や筆運び等について丁寧に教えて下さり、静かな張り詰めた空気の中、集中して書くことが出来ました。

昼食には、皆でおしゃべりをしながら美味しくお弁当を頂き、楽しい時間を過ごしました。
そして午後には書き上げた作品を並べて、全員の投票形式で一席、二席を決め、表彰式を行いました。

この錬成会の良いところは、同じ課題をその場で書き上げる緊張感もあり、会員同士で持ってきた画仙紙を交換して書いてみたり、一緒に五體字類をひいて崩し方を調べたりする姿が見られたりと、普段の研修会には得られない経験が出来るところにあると思います。
また、お互いの作品を並べて評価し合うことで良いところはもちろん、今後、気を付けて書きたいところなど多くのことが分かり、刺激を頂き、充実した勉強会になりました。
そして、今後もこのような錬成会を開催していきたいと改めて思いました。

最後になりましたが文化書道学会の益々のご発展と誌友の皆様のご健康を愛知県連合会会員一同心よりお祈り申し上げ錬成会の報告とさせて頂きます。

三島英芳記