長引くコロナ禍であらゆる行動が制限され、教室での学びも書道展も思うように運ぶことなく過ぎてまいりました。
去る6月末、漸く3三年ぶりに、私たちが所属するベニス日系人会が規模を縮小しながらも夏祭りの開催をすることとなりました。

会場には会員の家族や友人をはじめ近隣の人々もこの日を待ちわびて多くの人々が集い、3年ぶりの再会を喜びあいました。

また常に情報を交換し、お世話になっているオレンジ郡の文化書道米国連合会の皆様にも遠方からお出で頂くことができ感謝しています。

ベニス書道会の会員の学童、初心者、上級者の展示作品には、この三年間に書き溜めた新作や賞を頂いたものが並べられ、来場者の感嘆の声を聞くことができました。
誰でも参加できる無料の書道教室には子供たちや若い人たちが楽しく筆を執り、列を作って順番を待つほどで、30分間のデモンストレーションでは初心者から上級者まで十三名が思い思いの書を大きく書いて披露しました。

夏祭りが終わるともう夏季錬成の時期になり、今年も多数の参加者が申し込みをして、毎週の教室で練習に励んでいます。

まだまだ規制の続く日々ではありますが、会員の健康を願い万全の注意を払って教室での練習とオンラインでの添削を続けています。

末筆になりましたが、文化書道学会の益々のご発展と皆様方のご健勝をお祈りいたしまして、夏祭り書道展の報告とさせて頂きます。
（小笠原華石記）