標記書道展を開催いたします。
全国誌友皆様のご来観を、お待ち申し上げます。
尚県内誌友で当連合会へ入会していない方は、是非ご覧の上ご入会下さい。
標記書道展を開催いたします。
全国誌友皆様のご来観を、お待ち申し上げます。
尚県内誌友で当連合会へ入会していない方は、是非ご覧の上ご入会下さい。
公募第56回文化書道静岡連合展記
立春が過ぎて尚、再度の強烈寒波を乗り越えた弥生3月7日から9日まで、クリエート浜松35ギャラリーに於いて公募第56回文化書道静岡連合展が開催されました。
会場には初代会長西脇呉石先生、二代会長西脇雲石先生、三代会長西脇韻石先生の御遺墨が飾られ、当連合会初代会長の榛葉翠溪先生の御遺墨、評議員、本部審査員の諸先生方の玉作も展示させて頂きました。
学童のテーマは「さくら、ふじ山、三日月、花水木、光る君、八重桜」に鎌倉末期の「徒然草」、最古のかな日記文学「土佐日記」、異民族が登場する「日本書紀」「源氏物語」と続き、古代文化、平安時代を彷彿とさせる課題を子供達は見事に書き上げてくれました。
大河ドラマ「光る君へ」から題材を得た、小学四年生の「光る君」の出来栄えも素晴らしかったです。
加えて主人公「まひろ」のかな文字の筆使いは、雅で幽玄な世界へ誘ってくれました。
漢字の不備を人気アイドルの滑りで補うテレビ番組、書き順をあまり重視しない学校教育等、時代の流れとはいえ、これで良いのかと子供達の未来に不安を抱く昨今、ある教え子から進路について相談を受けました。
「貴方は書道も随分上達しました。スポーツも出来るから」と、今度は子供を育てる側の教師になる事を提案しました。
そして「デジタル教科書を本格使用する時代になっても毛筆で文字が書ける事は一生の宝になります」と結びました。
高校生の芸術的な書風に接するたびに、西脇呉石先生の気品あふれる穏やかな書風、正統派書風の基礎があってこその事だと思い知らされます。
SNSの発達、世情の移り変わりも加味されるとは思いますが、書道をはじめとする「道」がつく古代からの日本文化が未来永劫、大切に育てられていく事を心から願います。
共に書道を学んだ旧友と再会したり、孫を通じて奇遇の出会いがあったり、元同僚の教え子が家族と共に来場し、師範検定試験に合格する事を目標に挑戦する旨の報告を受けたりと、本当に有意義な展覧会となりました。
末筆になりましたが、今回の書道展に際し御支援を頂きました本部の先生方に心から御礼申し上げますと共に、文化書道学会の益々の御発展と全国誌友の皆様の御多祥と御健筆を祈念し書道展の報告とさせて頂きます。
内藤睦園記
上記の書道展記は、月刊誌「文化書道」からの抜粋になります。
月刊誌「文化書道」には当日の様子や作品等の画像も掲載されておりますので、ご興味のある方は月刊誌「文化書道」をご覧ください。
全国で開催されます地域ごとの書道展及び開催後記や、各団体様の研修会報告日記等の掲載を募集しております。
掲載を希望される方は、コチラをクリックしてお知らせいただくか、下記メールアドレスよりお問い合わせ下さい。
yoyogi@bunkashodo.co.jp