標記書道展を開催いたします。
全国誌友皆様のご来観を、お待ち申し上げます。
尚県内誌友で当連合会へ入会していない方は、是非ご覧の上ご入会下さい。
「公募第55回文化書道静岡県連合展」
●会期
2024年3月8日(金)~10日(日)
●開催時間
午前10時~午後5時
但し最終日は午後4時まで
●開催場所
クリエート浜松3階
会場名 ギャラリー35
住所:静岡県浜松市中区早馬町2番地の1
会場までの地図はコチラをご覧ください
●主催
文化書道静岡県連合会
●連絡先
齊藤 静溪(053-425-3592)
展示会後記
公募第55回文化書道静岡連合展が3月8日から10日までクリエート浜松35ギャラリーに於いて開催されました。
会場には初代会長西脇呉石先生、二代会長西脇雲石先生、三代会長西脇韻石先生の御遺墨が飾られ、当連合会初代会長の榛葉翠溪先生の御遺墨、評議員・本部審査員の諸先生方の玉作も展示させて頂きました。
学童のテーマは「こうし、木のめ、花ござ、月の光、清い水、団結心、精神力、真実一路、文武両道、英断実行」と正に早春にふさわしい情景が醸し出され、新たな道へ羽ばたく若者達への提言の言葉が満ち溢れていました。
暮れの29日、家族5人で石川県へ里帰りした中学1年生の生徒が無事に帰って来ました。
災害発生の2時間前に羽咋を出発、神がかり、奇跡的判断力、正に英断実行、二人の姉兄共に私の教え子です。
私にとっても最高のお年玉、朗報でした。
展覧会の作品も嬉しい評価を頂き、見応えある「真実一路」、前途あるこの生徒にとって生死に係わる地震と書展が重なった思い出は、一生涯残ることと思います。
時代の流れでデジタルになった世の中で成長した子供達、苦手な教科は国語の文章問題等と言います。
落ちこぼれを救うAIサービス(チャットGPT)の誕生との由、書道は先人達の長い歴史と伝統文化が受け継がれ不変不動、小中学校は教育書道、高校では古典に接し、その筆意、筆法を学んだことがお座なりになるのかと懸念を抱いておりますが、書き順を重視した日本古来の文化である書道を大切に育てていくのが私達の使命と思います。
まだまだ浅学非才の私ですが日頃折りにふれ、書道が出来る、毛筆を使うことが出来るということは、前途洋々たる貴方達にとって貴重な学び、宝になりますと申しております。
中央行政機関へ就職希望の生徒の持ち物に書道用具と記載されていたことには安堵しました。
能登地震から始まり、寒暖差の厳しい昨今の気象状況を辛うじて乗り越えた感じの開催でしたが、懐かしい人達との再会もあり有意義な三日間でした。
末筆になりましたが今回の書道展に際し御支援頂きました本部の先生方に心から御礼申し上げますと共に、文化書道学会の益々の御発展と全国誌友の皆様の御多祥と御健筆を祈念し書道展の報告とさせて頂きます。
内藤睦園記