第50回文化書道埼玉県連合会展記

今年もコロナ禍の中、関係者各位のご協力により9月10日から12日まで埼玉会館において第五十回文化書道埼玉県連合会展が開催されました。

期間中の3日間は残暑の厳しい日で、受付では感染予防対策としてマスクの着用、検温、消毒を行い、細心の注意を払っての開催となりました。

会場には初代会長の西脇呉石先生、二代会長の西脇雲石先生、三代会長の西脇韻石先生の御遺墨を始め、評議員、本部審査員の先生方の格調高い玉作を中心に会員及び準会員の趣向を凝らした漢字、仮名の作品三〇点余り、学童の力強い作品一三八点が整然と展示されました。

2日目の表彰式はコロナ対策として、毎年開催される学童部の20賞受賞者の席上揮毫は中止となり、来賓の先生方もご招待しない、縮小した形の表彰式となりました。
最初に埼玉県連合会副会長の坂井清鶴先生の挨拶、次に埼玉県連合会会長の梁取華渉先生からお祝いの言葉と東京2020パラリンピックの選手の話を交えながら「努力は楽しい事です。努力は感動と喜びを運んでくれます。努力は嘘をつきません。努力する事を楽しんで下さい」とお話しされました。
その次に20賞の受賞者に賞状とトロフィー、盾を渡し、知事賞を受賞した日下部橙子さんが謝辞を読み上げ、表彰式は終了となりました。

会場には多くの生徒さんと父兄の方がお越しになり、作品の前で嬉しそうに写真を撮ったり、教室の先生とお話をしたり、楽しいひと時を過ごしていました。また連合会展の開催にお礼を言って下さる父兄の方々もいらっしゃり、とても嬉しく思いました。

コロナの影響で今年は表彰式ができるか不安でしたが、とても素晴らしい書道展となり、また無事に終える事ができ感謝の気持ちでいっぱいです。

末筆になりましたが、ご支援賜りました文化書道学会、代々木文化学園、近隣連合会の諸先生方、その他多くの関係者の皆様に御礼申し上げますと共に、文化書道学会の益々のご発展とご健勝を心よりお祈り申ししまして書道展の報告とさせて頂きます。

眞山瑞恵記