展示会後記

「第四十九回文化書道千葉県連合会公募展覧会記」

10月30日から11月5日まで第49回文化書道千葉県連合会公募展覧会を千葉県立美術館において開催致しました。

会場正面には西脇呉石先生、雲石先生、韻石先生の御遺墨、本部審査員諸先生方の玉作を展示させて頂き、重厚にして華やかさを添えて頂きました。

続いて会員及び公募作品70点、学童作品89点を展示しました。

会員の高齢化に伴う人力の減少を心配しておりましたが、新たに入会した若手の会員に加えて会員のご主人、教場のお弟子さんやご父兄などの協力を得て、受付から展示、審査と手際よく準備ができました。

期間中は天候に恵まれ、祝休日が重なった3連休などもあり、6日間で1500名もの方々に参観頂きました。

出品者の中には、数年前に県知事賞を受賞され、大学生や社会人になり、親御さんと共に勉強を続けて出品された方がおられ、素晴らしいことと感銘しました。

今後の活躍を期待致します。

最終日は授賞式の後、県知事賞を受賞した中学3年生の阿部己侑さん、県教育長賞受賞の小学6年生の笠谷栞里さん、県立美術館長賞受賞の中学2年生の大木心葉さん他、上位成績者による席書きを行いました。

多数のご父兄が注視される中、今回も受賞作品より素晴らしい作品が書きあがり、会場には称賛の声が溢れました。

学童の皆さんには更なる向上を目指して継続して頂きたいと思います。

次回はいよいよ公募展覧会も50回を迎えます。半世紀にわたって先輩方から引き継いできた公募展覧会をより良いものにしたいと思います。

公募展覧会開催に際し千葉県、県教育庁のご支援を頂くと共に代々木文化学園、文化書道学会、文化書道全国連盟のご支援を頂きました。

またお忙しい中、近隣各連合会の皆様にはご視察頂き厚く御礼を申し上げます。

末筆ながら文化書道学会の益々のご発展を祈念致しまして書道展のご報告とさせて頂きます。

小宮澄風記