展示会後記

「第49回文化書道四国連合会書道展記」

新型コロナウイルス感染症の行動制限緩和後、初めての作品展が9月2日、3日、高松市美術館市民ギャラリーに於いて開催されました。
会場には本部審査員の先生方の格調高い作品をはじめ当連合会会員の皆様の漢字、仮名、ペン字等魅力的な作品と学童の力強い毛筆、硬筆作品が展示され、多くの方々に観て頂きました。

9月3日は美術館内の講堂にて授賞式が行われ、岩手県からお越し下さった評議員の千田篁甫先生からお祝いのお言葉を頂きました。

先生は「東日本大震災時、奇跡的に諸道具が手元に残り、書に向き合うことで心が平穏でいられた」と仰っていたのが心に深く残りました。

また「皆さん前回より本当に上達していますね」と大変嬉しいお褒めの言葉も頂戴し、益々精進しなければと思いを新たにしたところです。

その後、受賞者に賞状とトロフィー等が授与され、閉会の辞をもって無事、授賞式は終わりました。
会場では受賞者の皆さんが晴れやかな表情で、ご家族と自分の作品の前で写真を撮ったり、先生と写真におさまったりと楽しそうで、ひときわ賑わっておりました。

行動制限が緩和されたとはいえ、まだまだ感染者が増えている中で開催できたことは、会長はじめ役員、会員の皆様のご尽力の賜物と深く感謝しております。またご来場下さったすべての皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

末筆ながら文化書道学会の益々のご発展と皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げまして書道展のご報告とさせて頂きます。

川田延枝記