展示会後記
第43回文化書道浪速連合会書道展記
待ちわびた秋がほんの少し顔をのぞかせてくれた10月12日、東大阪市文化創造館に於いて第43回文化書道浪速連合会書道展を開催致しました。
会場には西脇呉石先生、雲石先生、韻石先生の御遺墨を中心に本部審査員の先生方の玉作が飾られ、この日までに一生懸命書き上げた会員、準会員による半截作品、学童の毛筆、硬筆作品も展示され、午前10時の開場より2階の展示場は多くの来場者で活気に溢れました。
今回は各教室とも折り紙やペイント、団扇と趣向を凝らした作品など総数100枚展示し、来場者の方々も存分に楽しんで頂きました。
会員の中には紺紙に金の墨で太陽系惑星の「水金地火木土天海」の文字から始まる詩を書き、朱色の和紙に宇宙をイメージして円形にレイアウトした作品もあり華やかな空間となりました。
午後1時より1階のホールにて三宅穂秋氏の司会で表彰式を執り行いました。
松浦静韻副会長の開会の辞に始まり、奥田雅石会長より「年の初めに石川県の大きな地震、その後、台風や大雨による被害があちらこちらで出ている中、こうして今回も同じように書道展を開催できました事に感謝致します」との挨拶があり、大阪教場連合会会長の今津晴景先生より御祝辞を賜りました。
そして毎年恒例の各教室代表者6名の席上揮毫を行いました。
代表者の緊張がこちらにも伝わるような中、日頃の鍛錬の成果を発揮してくれました。ご来賓の先生方も温かく見守って下さり、惜しみない拍手を頂戴しました。
その後、師範免許証授与、表彰式に移りました。
奥田会長は受賞者一人一人に表彰状を読み上げ、言葉をかけて下さり、受賞者の緊張も和らいだ様子でした。
一般の部では高橋雅萌さんが、学童の部では優菜さんが代表して謝辞を読み上げ、最後は皆で万歳三唱をして式典は滞りなく終了する事ができました。
ご来賓の先生方からは「今回は以前にも増して素晴らしい展覧会でした」と称賛して頂き、次回への励みとなりました。
末筆となりましたが、ご支援下さいました文化書道学会、近隣連合会諸先生方に御礼申し上げますと共に文化書道学会の益々のご発展を心よりお祈り申し上げ書道展の報告とさせて頂きます。
田中華邑記
*上記の書道展記は、月刊誌「文化書道」からの抜粋になります。
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