第41回文化書道滋賀甲賀支部書道展記

紅葉の真最中、最高の秋晴れに迎えられた11月26日、27日の2日間、甲賀市碧水ホールにおいて第41回文化書道滋賀甲賀支部書道展を開催致しました。

受付を済ませ、会場ロビーには滋賀甲賀支部11教室の統一作品として「和紙ハーフクリアファイル」と「色紙二曲屏」の100点が華やかに彩られ、メイン大ホール入口から各教室の諸先生と一般の部の最高賞、甲賀市長賞、甲賀市教育長賞、甲賀市観光まちづくり協会賞、甲賀ロータリークラブ賞の大作、側面に優秀賞、無審査作品等約80点、中央三列に学童半截と半截二分の一の作品が100点、学童硬筆作品20点、さらに一角に甲賀市の地場産業である信楽焼の陶板作品が40点、総作品数300点を展示致しました。
顧みると令和2年はコロナ禍により全てが中止となりました。

令和3年は展示のみでしたが、第40回の記念に会員作品集を発刊し、代々木文化学園長鈴木尚絅様よりお祝いのお言葉を賜り、作品集に華を添えて頂きました。

今回の書道展では、1日目は午前9時半の開館と同時に多くの方々にご来場頂き、展示作品の前での写真撮影や諸先生とご家族との対話等で会場は賑わいました。
2日目は午後1時半より表彰式を開催、田中祥堂会長の挨拶では第1回から第40回までの経緯、「継続は力なり」「西脇呉石流の書風に近づけるよう精進しよう」といった話がありました。

ご来賓の岩永裕貴甲賀市長、西村文一甲賀市教育委員会教育長、小山剛甲賀市観光まちづくり協会代表理事様よりご祝辞を賜り、前回に引き続き代々木文化学園長よりご祝電を頂戴しました。
表彰状の授与では、各受賞者が緊張の中、賞状と楯、トロフィーを手にし、会場からは大きな拍手を頂き、満面の笑顔と和らいだ雰囲気の中、無事に式典が終わり、午後3時半、両日合わせ来場者数700名と盛会に終了致しました。

最後に、第41回文化書道滋賀甲賀支部書道展開催に際し諸先生はじめ会員その他多数の方々のお力添え、厚く御礼申し上げます。
末筆ながら文化書道学会の益々のご発展を祈念致しまして書道展の報告とさせて頂きます。
田中祥堂記