展示会後記

「文化書道島根県連合会第三十八回書道展を終えて」

秋晴れのすがすがしい季節を迎えた９月２８日から２９日の２日間、文化書道島根県連合会第３８回書道展を開催致しました。
会場正面には初代会長西脇呉石先生をはじめ本部審査員の先生方の玉作を展示させて頂き、また、島根県連合会初代会長の藤井渓雲先生の御遺墨も展示致しました。

地方で学ぶ会員は本部の先生方の肉筆の作品を目にする機会が少ないため、本部からお借りしました楷、行、草書種々の玉作は大変参考になり、多くを学ぶことができました。ありがとうございました。

さて、今回の展覧会は田中豊石会長の辞任に伴い、伊藤松溪新会長を中心に新体制での開催で、出品総数は一般の部の書九七点、学童の部八〇点の総計一七七点でございました。

野花で飾られた会場の一角には色紙、短冊等の小作品も並べられ、来場者の足をとめていました。
地元新聞社２社に掲載された記事は市民の目をとめ、いつもながら会場には家族連れの姿も多く、おじいさん、おばあさんが孫の作品の前で目を細めて喜んでいる姿を見て、主催する私たちは勇気を頂きました。
２９日の授賞式は出雲市議会議員様、市民文化部長様、会場となりましたラピタ本店長様のご臨席を賜り、１００余名の受賞者に賞状の授与を滞りなく終えることができました。

今回の書道展にご支援賜りました代々木文化学園、文化書道学会、文化書道全国連盟並びにご後援頂きました各界の皆様方に厚く御礼申し上げますと共に、皆様方の益々のご発展とご健康をお祈り致しまして書道展の報告とさせて頂きます。
（錦織華石記）