展示会後記

「第30回文公募化書道南関東連合会書道展記」

今年の夏の酷暑は毎日記録更新づくし、例年にない暑さで大変な思いを致しました。

そんな真最中の9月22日から24日までの3日間、横浜駅西口のかながわ県民センターに於いて第30回文化書道南関東連合会書道展が開催されました。

会場正面には西脇呉石先生、西脇雲石先生、西脇韻石先生の御遺墨と本部審査員の先生方の玉作を掲げさせて頂きました。

今回の書道展で特に気を配った点は、呉石流の品格ある雰囲気に少しでも近づけるよう、また来観されたお客様にもそのように感じて頂けるように、照明から飾り付けまで色々工夫して展示致しました。

すっきりさせる事でその作品が見違えるように光って見えるのを実感し、今回の書道展では展示の難しさも会員一同、勉強になりました。

最終日には評議員の小野春水先生のご来賓を賜り、生徒、生徒の父兄ら200名の表彰式を執り行いました。

昨年まで続けられた上位入賞者による席書きが、会場の都合で行う事が出来ず皆、落胆していましたが、色々考えて村山正桂会長と生徒のコミュニケーションが取れる方法を行い、また式典も約二時間弱でスムーズに終了する事が出来、良い事づくしの三十回節目の書道展となりました。
また記念誌も出版することになり多忙となりますが会員同士和気藹々の中で頑張っています。

末筆となりましたが、ご支援下さいました代々木文化学園、並びにご来場下さいました近隣連合会の諸先生方に心より感謝申し上げますと共に、文化書道学会の益々のご発展を祈念して書道展の報告とさせて頂きます。

長谷川春峡記