寒気日増しに深まる12月3日、4日の両日、西尾市文化会館に於いて第29回公募文化書道愛知友心会書道展を開催しました。

前日の2日午後1時より会員、門下生で会場作りをしました。

会場正面に初代会長西脇呉石先生、二代会長西脇雲石先生、三代会長西脇韻石先生の御遺墨をはじめ評議員、本部審査員の先生方の格調高い玉作を中心に会員の趣向を凝らした漢字、仮名の作品を飾り、別の展示室に力強い学童高学年の半紙三枚つなぎの仮巻、続いて元気のよい低学年の八つ切りサイズの毛筆作品、また丁寧に書かれた硬筆作品を展示し、テーブルの上、会場の所々に一輪花を置いて空間に彩りを添えました。

前回同様にマスク着用、手指の消毒、氏名の記入等のコロナ対策をしながらの開催ですが、家族で談笑しながら鑑賞したり写真を撮ったりと以前と変わらず微笑ましい姿が見られました。

翌4日の午後1時より同館内の別室にて石川副会長の司会で表彰式が行われました。鬼頭会長は「書道を習う時の三要素、手本をよく見て、よく書いて、よく先生の話を聞くことが大切である」と挨拶されました。

続いて愛知県議員杉浦孝成様より文芸、スポーツ振興のお話があり、審査報告を村瀬先生がされた後、愛知県知事賞をはじめ上位入賞者に賞状や盾、トロフィーが手渡され、閉会の辞を以て式典は終了となりました。
式典会場にて写真撮影後、全会員で全会場の片づけをしました。

以前と同じようには出来ませんがコロナで2年間中止となった表彰式が開かれ、少しずつ常態化しつつあることに光を感じずにはいられません。

末筆となりましたが、当書道展の開催にあたり御支援を賜りました文化書道学会の本部諸先生方並びに関係行政等の皆様に心より感謝と御礼を申し上げますと共に、皆様方の御健勝と文化書道学会の益々の御発展を祈念し書道展の報告とさせて頂きます。

近藤麗記