展示会後記

「第二十八回文化書道南関東連合会展記」

　
仲秋の候、去る9月23日から二26日の4日間、横浜市吉野町市民プラザにて、文化書道南関東連合会第二十八回書道展が開催されました。

毎年、近隣連合会の多くの先生方にもご高覧頂いている本書道展ですが、今年はコロナ対策を第一優先として、色々とご遠慮頂きながらの開催となりました。

とはいえ、今回は二年ぶりということもあり、会員や準会員、学童の皆さんはワクワクしながら、この日を迎えられたことと思います。
今年は開催前日に入念な準備を行ったこともあり、秋晴れとなった初日からお客様を気持ちよくお迎えすることができました。

展示会場入口近くには、西脇呉石先生の御遺墨をはじめ本部審査員諸先生方の玉作を展示させて頂きましたが、ご来場の方々の多くが足を止めて、これらの作品に見入っていました。

また、その反対側に展示された学童上位入賞者の元気一杯に書き上げられた作品の前では、ご家族やご友人と記念撮影をする様子が散見されました。
会場には会員や準会員の多くの作品を展示致しましたが、どれも作者の熱意が伝わってくるような素晴らしい作品ばかりでした。

その中でも特に当連合会長で本部審査員でもある村山正桂先生の可愛い雀の水墨画は、多くの方々の目を引いていました。

また、机上コーナーに並べられた小作品は趣向を凝らした個性豊かな力作がそろっており、来場者の目を楽しませてくれました。

4日間の書道展を通して、ご来場頂き、作品をじっくりとご覧頂いたご家族やご友人・知人の皆様には深く感謝致します。

このように充実した展覧会を行うことができて南関東連合会一同、ホッとした気持ちと共に、また次回に向けて更なる精進をしてまいりたいと考えております。

末筆となりますが、ご尽力頂いた代々木文化学園、文化書道学会、文化書道全国連盟及び諸先生方に厚く御礼申し上げますと共に、文化書道学会の益々の発展と皆様のご多幸をお祈り致しまして南関東連合会の書道展のご報告とさせて頂きます。

(益子翠紅記)