展示会後記

「第三回文化書道静岡作品展を終えて」

時候のご挨拶は、「今年の暑さは尋常ではないですね。」というほどの酷暑の八月三日～五日の三日間、静岡県島田市のイオンし ずぎんギャラリー四季にて、文化書道静岡教室の第三回の書道展を開催いたしました。

二年に一度開催されるこの会も、今回で三回目を迎えました。

今回は会場が変わったこともあり、手探りの中での開催となりましたが、何とか無事に終えることができ、通常のお稽古に戻った教場は、ホッと一安心、のんびりした雰囲気に戻りました。

出品作品は、四歳の幼児～上級段位取得者の作品、約四十五点に加え、西脇呉石先生・近藤陵石先生の御作も展示させていただきました。

日頃のお稽古は、実に和やかに楽しく行なっていますが、表装・額装された自分の作品を客観的に見ることで、年齢やレベルに応じて、きっと何か気付くことがあり、その気付きをそれぞれの次の課題・目標とし、書を見る眼を養ってほしいと願っています。

また、日頃、間近で拝見することができない、西脇呉石先生の御作品を拝見し、生徒一同、書を極めるということ、思いの丈を書で表現する、ということを肌で感じることができ、とても良い経験になったことと思います。

この書道展開催にあたり、お力添えくださいました、文化書道学会の皆さまに、心より御礼申し上げます。

これからも幼児～学童には徳育を重視し、皆で書に親しみながら、楽しくしっかりお稽古を重ね、また、次回の書道展では一層、上達した作品を展示できるように精進していこうと思いを新たにいたしました。